車検の時や車を修理の時などによく自賠責という言葉を耳にしますよね。
しかし自賠責のことを完全に理解していますか？と聞かれれば「う～ん」となる方も多いのではないでしょうか。
自賠責保険とは『自動車損害賠償責任保険』といいます。公道を走るすべての自動車やバイクに加入が義務付けられています。
交通事故の被害者が最低限の補償を受けられるよう、被害者救済を目的に国が始めた制度になります。
被害者の保護を目的としているので、本来は保険の契約者である加害者が保険金の請求を行うのですが、被害者も自賠責保険に対して請求できます。
被害者が請求を行う場合は保険金の請求ではなく損害賠償の請求と呼ばれますが、被害者にとっては同じ金額が補償されます。
まとめると
- 義務・強制保険（通常車検の際に１００％支払います。車検が切れていると同時に未加入だったり・・・）
- 被害者のために国が定めた保険・あくまで被害者の保護が目的
- 本来加害者側の保険会社が手続きしてくれますが、加害者が任意保険に入ってなかったりする場合もあるので、被害者も請求できます。
- 保障⇒治療費・交通費・休業損害
- 未加入は犯罪です。捕まります。大変です。
どのような場合に自賠責保険が使えるかというと
- 相手がいる場合
- 交通事故そのものに被害者と加害者がいる場合
- 相手がいても過失割合が１０：０で自分が加害者の場合は相手側の自賠責保険は使えません。被害者のために自分の自賠責保険は使いますが、自分の怪我は自分の任意保険しか頼れません。
- 自分が過失割合１０の加害者で相手が任意保険に入ってない（自賠責のみ）の場合、自身も任意保険を使ってけがの治療をするしかないですが、自身も任意保険に入っていないと、一巻の終わりでしょう。
下二つはわかりにくいかもしれませんが、基本的に相手の任意保険会社の担当者が自賠責の手続きも行っているのが通例なので、特に難しいことはないと思います。何か少しでも疑問に思うことがあれば、私たちに言っていただければよっぽどのことがない限り相手側の保険会社担当者と交渉します。
交通事故というのは一生に一度あるかないか、そしてその保険手続きなんて知らないのが当たり前です。
ただ交通事故の保険に関しては『知らない』というのは非常に損をすることになるので、少しでも疑問を持った方がいいです。そしてその疑問は誰かにすぐぶつけましょう。当院にも気軽にお尋ねください。
当院は交通事故の治療は無料でお受けできます。
交通事故での症状は長引くことも多いので、理論と経験に基づいて『ちゃんと』治療できる当院にお任せいただければ光栄です。
他にも実は知らない自賠責保険や、交通事故による怪我・治療などの疑問、何なりとお気軽にご相談ください。
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