飲み会やイベントの翌朝、まだお酒が体内に残っている状態で車を運転してしまい、酒気帯び運転に該当するケースが増えています。
前日の飲酒が原因であっても、酒気帯び運転とみなされれば厳しい罰則が科されます。
本記事では、アルコールが体内から抜けるまでの時間や注意点、罰則について詳しく解説します。
酒気帯び運転とは?
酒気帯び運転は、運転手の体内に一定量以上のアルコールが残っている状態で運転することを指します。
基準となるのは以下の2つの数値です:
- 呼気中アルコール濃度が0.15mg/L以上
- 血中アルコール濃度が0.03%以上
どちらか一方でも基準を超えると酒気帯び運転と判断されます。
これらの数値は、体質や飲酒量、時間経過によって変動するため注意が必要です。
前日の飲酒が影響する理由
飲んだアルコールは、主に肝臓で分解されますが、この分解には時間がかかります。
一般的に、体内のアルコールが完全に抜けるまでには時間が必要です。
例えば、ビール500ml(アルコール5%)1本に含まれるアルコールを分解するのに約3時間かかると言われています。
大量に飲んだ場合、この時間がさらに延びるため、前夜の飲み過ぎは翌朝まで影響を及ぼす可能性があります。
どれぐらい時間を置けば安全なのか?
アルコール分解の目安時間
アルコール分解の速度は、個人差があるものの以下が目安です。
- ビール中ジョッキ(アルコール5%・500ml):約3時間
- 焼酎(アルコール25%・100ml):約5時間
- ワイン1杯(アルコール12%・120ml):約2.5時間
例えば、居酒屋でビールを3杯飲み、焼酎を2杯飲んだ場合、体内のアルコールを分解するには約20時間以上かかる可能性があります。
この時間を過ぎる前に運転すると、酒気帯び運転に該当するリスクが高まります。
「寝ればアルコールは抜ける」の誤解
「寝てしまえばアルコールは抜ける」と考える人がいますが、これは間違いです。
睡眠はアルコール分解を促進しません。
体内でのアルコール分解は一定の速度で進むため、十分な時間を取らない限り翌朝にアルコールが残る可能性があります。
お酒に強い人と弱い人では違いがある?
アルコールに強い人と弱い人では、飲んだ後のアルコールの代謝速度が異なる場合があります。
以下の要因が影響します。
- 体質:日本人の約40%がアルコールを分解する酵素(ALDH2)の活性が弱いとされています。
- 性別:一般的に女性は男性よりもアルコール代謝が遅い傾向があります。
- 体重:体重が軽い人はアルコールの影響を受けやすくなります。
お酒に強い人でも、飲酒量が多ければ翌日に影響を残す可能性が高まるため、過信は禁物です。
飲酒運転の罰則
酒気帯び運転の場合
- 免許の減点:13点(免許停止処分)
- 罰金:30万円以下
- 懲役:1年以下
酒酔い運転の場合
- 免許の減点:35点(免許取り消し)
- 罰金:50万円以下
- 懲役:3年以下
さらに、飲酒運転による事故が発生した場合、加害者には損害賠償や刑事責任が問われるだけでなく、保険金が支払われない場合もあります。
安全運転のための対策
- 飲酒の翌日は運転しない
少量の飲酒でも、翌朝の運転を控えることが安全です。
特に長時間飲酒した場合は、翌日いっぱい運転を避けるべきです。 - 代行サービスを利用する
飲み会の後、車を運転する必要がある場合は、タクシーや代行サービスを利用しましょう。 - アルコールチェッカーを活用
呼気中のアルコール濃度を測定できるアルコールチェッカーを活用することで、自分の状態を客観的に確認できます。
まとめ
前日に飲んだお酒が原因で酒気帯び運転に該当するケースは少なくありません。
アルコールは時間をかけて分解されるため、「もう大丈夫だろう」と思っても、体内に残っている可能性があります。
また、飲酒運転に対する罰則は非常に厳しいものです。
安全のためには、飲酒後の運転を避け、十分な時間を置くことが最善の方法です。
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