1.はじめに
交通事故の衝撃で、胸やお腹、腕などをハンドルに強く打ち付けてしまう事があります。これを「ハンドル外傷」と呼び、打撲や骨折、場合によっては内臓損傷など、命に関わる怪我につながることもあります。事故直後は軽傷に見えても、時間が経ってから症状が悪化するケースもあるため、早期の医療機関受診が重要です。
2.ハンドル外傷とは
ハンドル外傷とは、車やバイク、自転車の運転中に事故が起き、ハンドル部分に体が強く衝突することで起きる外傷の事を指します。
主な原因は以下の通りです
- シートベルト着用中でも、強い衝撃で胸部や腹部がハンドルに打ち付けられる
- 自転車やバイク事故でハンドルが腹部や胸部に直撃する
- 衝撃によりハンドルが急に動き、手首や腕を強打する
外見上は打撲や軽い痛みに見えても、肋骨骨折や内臓損傷を伴う事があり、注意が必要です。
3.主な症状
ハンドル外傷では以下のような症状が現れることがあります。
- 軽度の症状
・打撲、内出血、腫れ、痛み
・皮膚の擦過傷や表面的な切り傷 - 重度の可能性がある症状
・肋骨骨折、胸骨骨折
・内臓損傷(肝臓、脾臓、腸等など)
・呼吸困難や胸部の圧迫感
・手首や腕の痺れ、感覚の鈍化、動かしにくさ
これらの症状がある場合は、放置せず速やかに医療機関を受診しましょう。
4.放置した場合のリスク
ハンドル外傷を放置すると以下のリスクがあります。
- 内出血が進行し、命に関わる状態となることがある
- 骨折や神経損傷が悪化し、長期的な後遺症が残る可能性がある
- 肺や心臓、肝臓などの重要な臓器に損傷がある場合、迅速な処置が遅れると危険
見た目が軽傷でも、レントゲンやCT、MRIなどの精密検査が必要です。
5.ハンドル外傷の治療法
交通事故でハンドル外傷を負った場合、まず整形外科などの医療機関を受診し、診断を受ける事が大切です。
- 整形外科での初期対応
・レントゲンやCT、MRIでの検査
・骨折や内臓損傷の有無を確認 - 打撲や筋肉損傷の場合
・湿布や鎮痛薬で炎症を抑える
・回復に合わせて整骨院で施術 - 整骨院での施術
・手技療法や物理療法で痛みの緩和、回復を促す
・後遺症予防のためのケア
事故後の治療は、整形外科と整骨院を併用することで、より早く確実に回復を目指すことができます。
6.保険を利用した治療費の負担軽減
交通事故のケガは、自賠責保険や任意保険を利用することで、治療費の自己負担をなくすことが可能です。
- 医療機関と整骨院の両方に通院できる制度がある
- 保険会社とのやりとりでトラブルがあった場合、交通事故専門の弁護士に相談できる
適切な知識をもって対応することで、費用を気にせず治療に専念できます。
7.まとめ
ハンドル外傷は一見軽傷に思えても、命に関わる怪我や後遺症を引き起こす可能性があるため、必ず医療機関での受診が必要です。整形外科と整骨院を連携させることで、初期治療からリハビリまでしっかりと対応できます。
『諫早市の整骨院えんでは、交通事故によるお怪我の治療を自賠責保険や任意保険を利用して無料で受けることができます。通常諫早では、整骨院の通院にNGを出す病院が多いですが、当院では整骨院への通院を認めてくれる整形外科をご紹介できます。また、交通事故専門の弁護士事務所とも提携しておりますので、あらゆる保険会社のトラブルにも対応できます。整形外科でのトラブル、保険会社とのトラブル等ございましたら、必ずお役に立てますので、お気軽にご相談ください。』
長崎県諫早市小船越町1090-9
交通事故むちうち専門整骨院 整骨院えん
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