基本的な考え方だと物損事故では基本的に慰謝料は出ません。が・・・・・
通常人身事故ではなく物損事故では物の修理に留まります。
文字通り『物損事故』なので、本来被害者側は怪我をしていないという事になります。
なので、もちろん被害者側の怪我の保証はありませんし、精神的苦痛に対する慰謝料なんてのも、本来であれば無いというのが、『物損事故』なのです。
最近の傾向では
が、昨今、相手側保険会社から、『治療費も慰謝料も出すので、物損事故にして下さい』といった懇願があるというお話を患者様から度々耳にします。
そうです。本来出ないんですが、結局出るんです。
では被害者にとって人身事故にするか物損事故にするかの違いってあるの?という話になりますが、治療費も含め慰謝料等諸々がちゃんと請求できるということは、もうほぼ人身事故と変わらない保障が受けられる、という事です。
加害者にとって
加害者にとっては人身事故にするのと、物損事故にするのでは、罰則の関係で雲泥の差があります。
人によっては免停。人によっては免許取り消しにだって成り得ます。
罰金もありますでしょうし。
それならばそりゃあ物損事故にしてもらった方が良いに決まってます。
被害者にとって
被害者にとっては加害者に対して罰則を与えて欲しいという想いがあればもちろん人身事故にするべきですが、そんなのどうだっていいという方に関しては人身だろうが物損だろうが、自身の補償さえしてもらえるなら結構どうでもいいような気もします。
保険会社にとって
これはどうなんでしょうね。
予測の域を超えないので、後日識者の確認してみようと思う項目ですので、お楽しみに。
☆要確認事項☆
自身が大なり小なり怪我をしてるのに物損事故にしてくれと頼まれたからといって物損事故にする場合はこれだけは確認しといて下さい。
⚫慰謝料が出るか?
⚫自賠責保険を適用して補償を受けられるか?
⚫治療費・慰謝料だけではなく、休業損害や、交通費等も出るか?
このネタに関しては勉強中ですので、引き続きなにかありましたら書かせて頂きます。